神頼み
私は昔から寺巡りが好きで、コロナ前はよく京都や奈良へ旅行しました。
それは仏様に何かお願いをするというより、仏像を見たり、素敵な庭を見るのが好きだったからです。
美術品としてもすばらしいし、千年も前からたくさんの人の思いを受けとめてきた姿は尊いものに思えました。
今年前半は、ひたすら神社巡りをしていました。理由は願いをかなえてほしかったから。
去年、手足が重く動かしにくくなった時、針やマッサージ他、いろんな施術をやったけど治らなくて、追い打ちをかけるように新年早々コロナに罹り、今年は不安な幕開けとなりました。
そんな時、桜井識子さんの本を図書館で見つけて読みました。なんと、世の中には神様と話ができる人がいるらしい。
いろんな神社の神様のことが載っていて、面白くてたて続けに何冊か読みました。
運の悪さや不幸を一身に引き受けていると思っていたので、これはもう、神頼みしかない!と思いました。
コロナの症状がよくなると、近くの神社に初詣に行きました。そしてだんだん遠くの、パワースポットと言われる神社にお参りに行くようになりました。
おふだや縁起物も買いました。
特に「福」いう字が書いてあるものは開運によいと書いてあったので、見つけると買っていました。
そんなことをしながら、時々おみくじを引いて運勢がアップしていないか確かめると…
何回引いても「末吉」でした。
それ以外出ない!
宮司さんに、去年は大変な年だったけど今年はどうか聞いてみると、生年月日と名前で調べてくれました。去年派マイナスの年、今年は0に戻す年、来年は良くなるとのことでした。
4月に戸隠神社に行きました。
バワーが強いと言われる奥社です。
これは入口の随神門。
お参りが済んで階段を降りている時、派手に転びました。それはもう、恥ずかしいくらいに。
帰り道も家に帰ってからもずっと考えていました。「どうして転んだんだろう…」
神様が何か教えてくれようとしたのかも。
その日私は開運につながるように、パワーのありそうな絵の書いてある絵馬やお守りを見つけることで頭がいっぱいでした。
お賽銭も含めて、今までずいぶんお金を使ってきたのですが、それかなあと思いました。
やっぱり神様に対する時は、素直にストレートに時分の気持ちをお伝えするしかないのかも。
小細工はだめなんだな…私の場合。
それからは、やたらといろんな神社に行って
買い漁るのはやめました。
神社はこれからも行きますけど。
今年訪れた神社はとてもよいところばかりだったので、ブログに時々書いていこうと思っています。
#神社 #難病